スラウェシ島の魅力Summary of Sulawesi
カリマンタン島の右隣にあり、環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯の合流した所に位置しています。アルファベッドのKの形をした島で自然はアジア全域に生息するカニクイザル、アジアを代表するマカカ種のサル、そしてなぜかアフリカのヒヒの風貌をしたブラックマカカがいる。一方でオーストラリアにいるクスクスが同じ森に生息する。アジアとオーストラリアの生き物がミックスして興味深く、もののけ姫のオコトヌシのような、犬歯が発達して4つ牙のイノシシのバビルサ。自ら卵を温めず地熱やビーチの砂をウミガメみたいに掘って産卵するマレオバードという鳥。まさに固有種の宝庫。スラウェシ北部のマナドトゥア島では生きた化石のシーラカンスが捕獲された島もあり非常に魅力的な島。
スラウェシ島中部のロレリンドゥ国立公園は石器時代に作られたであろうイースター島のミニモアイのような石像があったり、州都のマカサールから車で2時間ぐらい北にあるマロスは、手形や動物が描かれた世界最古の洞窟壁画があります。
スラウェシ中部でコーヒー名産のタナトラジャは亡くなった方が天界へ行く儀式前まで家族と一緒に暮らすなど、独特な風習を持ち、船のような形をしたトンコナンと呼ばれる家が特徴的です。動物や海等の自然は勿論、宗教観や風土、そして先史代の洞窟など、興味深い島です。
【個人的にスラウェシ島のお勧め!】
1.タナトラジャ
スラウェシ中部の山間部に位置し、独特な埋葬法や儀式等、固有土着の風習が経済発展に埋もれず未だに残る村。遺体を3年に1度掘り起こし、服装を着させたりするマネネと呼ばれる儀式があったり、コーヒーの名産地。
2.タンココ国立公園
スラウェシ北東部の国立公園で、手乗りサルのタルシウス、アフリカのヒヒのようでユーモア溢れるブラックマカカ、怪獣のような大きな鳥のアカコブサイチョウ、オーストラリア系統の生物クスクスが生息する森。
3.ロレリンドゥ国立公園
スラウェシ中部パル空港から車で4時間。スラウェシ最長のロリアン川沿いにナプ谷、ベソア谷、バダ谷にミニチュアのモアイみたいな石器時代の石像や石棺が見つけられ、太古の歴史を考えさせられる不思議な公園。
4.マロス
スラウェシ南部マッカサールから1時間にあり、中国墨絵で有名な桂林に次ぐ大きさの石灰岩地形の村で、手形やバビルサ等が描かれた世界最古とされる洞窟壁画がある。
観光客が集わないごく普通で日常な所こそ、その土地本来のカラーが見える気がします。僕らは彼らからしたら外来生物のようなものです。僕らが立ち寄ることで、何かわかりませんが、今まであったその土地にあるバランスを崩してしまいかねません。
そこで守ってもらいたいことが幾つかあります
他にも記述しなければいけない約束事は考えれば山のようにありますが、自分で考え行動しながら、一緒に冒険できる そんな企画を目指したいと思います。
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