スマトラ島の魅力Summary of Sumatera
昔々スマトラ島首都パレンバンを中心に世界の西方のインドにアラブ、そしてヨーロッパ、東方は中国に日本などを行き来する中継地で貿易などで栄え、昨今そのマラッカ海峡では石油タンカーまでをも襲う海賊が出没し、島の大きさでは世界の6位です。リングオブファイヤー(環太平洋火山帯)の一部であり、7万年前に当時100万人ほど居たとされる人類が1万人まで減少した、世界でも最大級の大噴火が起こり、その時に出来た世界最大のカルデラのトバ湖があり、2011年にユネスコ世界遺産にスマトラの熱帯雨林遺産が危機遺産として登録もされました。スマトラの森にはオランウータンをはじめ、トラやゾウなどの野生動物の宝庫でありますが危機遺産になっている自体、現在は密猟・違法伐採・農地拡大などが著しく、彼ら野生動物にとって生息くしづらい環境になっているということですね。ちょっと残念ですが、その現場を直に足を運んで感じてもらいたいものです。真に何が残念なのか?考えるきっかけになると思います。
貿易などで行き交うマラッカ海峡があるスマトラ島東部とは対照的に、インド洋に面したスマトラ西部では貿易など(お金)経済の流れが疎かったこともあり、今も原始的で自然を重んじる生活をしている部族が息づいています。又世界的にスマトラ島はコーヒーの生産が有名です。
【個人的にスマトラ島のお勧め!】
僕が個人的に行ったことがある場所や、また行ってみたいスマトラのスポットの中から幾つかあげてみます。
1. オランウータンが息づく グヌンレーセル国立公園
オランウータン探しの旅で訪れる国立公園ですが、空港から車で4時間掛かる、オランウータンの他に7種類の霊長類やゾウなどが息づく森のある公園ですが、空港からの移動中では原生林ではなく僕たちが生活で必要としているパームオイルのプランテーション畑が続きます。いろんな意味で勉強させられ考えさせられる場所です。
2. パレンバン
歴史的重要な街で、アラブやインド、ヨーロッパと中国に日本などが繋がる最近地にあるからこそスリウィジャヤ王国として貿易で栄えた街です。
3. シベルート島やニアス島
サーフィンなどでは聖地とされているが、リゾートなどは全然乏しい代わりに、他に未だ経済の波に飲み込まれていない未だ自然崇拝の元に息づく原始の村のある島です。
4. アチェ
スマトラの最北部に位置する街であり、最初にアラブからイスラム教が伝来し、今でもイスラム原理主義が強く残る街です。
5. マンデリン
最近ではコーヒープランテーションとして有名な街であり、一度訪れて、そのコーヒーとやらを飲んでみたいものです。
6. トバ湖
最初にも記述しましたが、7万年前に地球を寒冷化させた最も大きな噴火をして出来たカルデラ湖で世界最大のカルデラ湖。その湖に浮かぶ島はマグマが膨れ上がって出来た島であり、自然崇拝を重んじる部族が息づいている街があります。
観光客が集わないごく普通で日常な所こそ、その土地本来のカラーが見える気がします。僕らは彼らからしたら外来生物のようなものです。僕らが立ち寄ることで、何かわかりませんが、今まであったその土地にあるバランスを崩してしまいかねません。
そこで守ってもらいたいことが幾つかあります
他にも記述しなければいけない約束事は考えれば山のようにありますが、自分で考え行動しながら、一緒に冒険できる そんな企画を目指したいと思います。
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