スラウェシ島はアジアとオーストラリアの間に位置し、出会う生物のほとんどが固有種と不思議な島です。その中でも一度見たら忘れられないモヒカンスタイルでお尻は綺麗なピンク色のクロザル。スラウェシ島内で細かく分けると7種類が生息。表情でコミュニケーションを取り、知能が高いのかと、ある写真家が意図的にカメラを森に置いて、次の日に画像を確認したら100枚以上シャッターが押された。中には自撮りしているサルまであったと一躍有名になったサルです。
あるウエブサイトにこの画像を勝手に使用され、著作権侵害で削除を求めた写真家だったが、シャッターをおしたのは人間ではなくサルだったため、公有(パブリックドメイン)になりました。クロザルのセルフィーが脚光を浴びたなんとも皮肉な事件です。
ニホンザルやバリ島のモンキーフォレストにいるカニクイザルと同種であって、人間慣れしやすく、サングラスを盗んだり、悪さをするのか?と思いきや、本当に穏やかで僕の存在を知りながら、普段通り果物探しをして平和な光景でした。
分類: | 霊長目 オナガザル科 マカク属 |
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学名: | Macaca Nigra |
英名: | Celebes crested macaque |
分布 : | インドネシア、スラウェシ島のみ |
体長: | 体長:50cm 体重:5~10kg |
食性: | 果実食で、特に柔らかい果物が大好物 |
日中20~50頭の群れで、果物を探しながら行動する。一見アフリカのヒヒのような厳つい顔つきに反して、とても温厚な性格。不安を感じた時はアクビをしたり、遊びをしたい場合は額を上にあげる行動するなど、豊かな表情でコミュニケーションをして大きな争いごとは起きない。
この子に会いたい方はこのプログラムへ
【スラウェシ島】トラジャ族生死の宇宙観、シーラカンスと手乗りサル探しの旅
観光客が集わないごく普通で日常な所こそ、その土地本来のカラーが見える気がします。僕らは彼らからしたら外来生物のようなものです。僕らが立ち寄ることで、何かわかりませんが、今まであったその土地にあるバランスを崩してしまいかねません。
そこで守ってもらいたいことが幾つかあります
他にも記述しなければいけない約束事は考えれば山のようにありますが、自分で考え行動しながら、一緒に冒険できる そんな企画を目指したいと思います。
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