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地球最大の海亀「オサガメ」と泳ぎたい!インドネシアの秘境マルク州の旅

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地球最大の海亀「オサガメ」と泳ぎたい!インドネシアの秘境マルク州の旅

2020.01.15OJI

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こんにちわ尾島(@Oji_Explorer)です。

世界最大のウミガメのオサガメに会いたく、インドネシアの未開で秘境のマルク州ケイ諸島の旅をしてきました。

ウミガメ肉が闇ルートでバリ島に入っている噂から始まった旅

今回の旅の発端は友達との会話で、「 ウミガメ肉が闇でバリ島に入ってる 」との噂を聞き、ネットで調べていくとマルク州にあるケイ諸島では、昔ながらにオサガメを手掴みで捕まえてる情報を入手。その村人がどんな生活をされてるか知りたくなって旅を決めました。

地球上最大の亀のオサガメとは

 
 
 
 
 
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インスタからバリ島にあるダイビングショップunderwatertribeから探し出したオサガメの水中動画です。

全長2m以上

リクガメの画像

実際リクガメのゾウガメのほうが大きいイメージでしたが、もっとも大きくなるリクガメがガラパゴズゾウガメで最大1.2mですね。 

オサガメの最大記録で1988年に確認された2.6mなので、まさに世界一のウミガメならぬ地球最大のカメです。

重量約1トン

1トンといえばトラック並みの大きさで、見ての通りまさにガメラ級ですね

恐竜時代から生き残る生きた化石

恐竜が息づく1億年前、あのティラノザウルスが陸上の覇者として君臨した時代に、オサガメは砂浜で卵を産んでたわけで、今も生き続けるまさに生きた化石です。

最大深度1200m

水深200mから深くなれば、太陽光が入らない深海ですが、大好物のクラゲを追って深く潜ってるそうです。ここまで深く潜るなんて驚きですね

甲羅でなくて皮膚

カメには甲羅があるイメージですが、オサガメは甲羅が発達せず皮膚で覆われていることから、英語で[leatherback=背中が皮]という名前です。

クラゲが主食

クラゲが大好物らしいです。

ケイ諸島のクラゲ

前回雨が降り始めた頃にケイ諸島に訪れたとき、大量発生したタコクラゲにびっくり。これだけクラゲ発生するからオサガメもそのタイミングを計ってケイ諸島に集まってくるのでしょうね。

アメリカからインドネシアまで回遊

オサガメの回遊ルート

© Stephen Nash / Conservation International

the state of the world`s seatutleより引用

これはインドネシアのパプア州のビーチで産卵したあと、アメリカのオレゴン州まで回遊したことを示すデータですが、太平洋を縦断するほど長距離を回遊するなんて驚きです。地球上の海は、彼らにとってもはや庭同然なのでしょうね。

でも今は絶滅の危機に瀕してるオサガメ

ぼくたちが便利で使っていたビニール袋がのちに地球の7割を占める海に流れ着いてる可能性があります。海洋に浮遊するビニール袋をクラゲと勘違いして誤食が原因で絶滅の危機に瀕しているそうです。
*実際の研究で誤飲で窒息するだけが主なる原因でなく、プラスチックの製造時に使う化学物質が影響しているのではと指摘されてます。

世界の海を渡る海亀だからこそ、データが不十分で謎が多く、水中で遭遇できることも少ないようです。

インドネシアでオサガメに会えるケイ諸島はどこにある?

ケイ諸島の地図

バリ島から4回飛行機に搭乗して、オサガメに会うため赤丸で囲ったマルク州ケイ諸島。

9月下旬にも訪れたけど、季節が悪く海に出られず断念しての今回はリベンジ。オサガメと泳ぎたくて雨季になる10~12月頃にケイ諸島に渡ってくるタイミングを待ってケイ諸島に向かいました。

オサガメ探し当日

オサガメがいるカイ諸島の海

オサガメを捕まえる村人と一緒に、まる一日かけてオサガメ探し当日。

帰ることを考えると降りたくない階段を下っていきます。

現在オサガメは食肉利用から、確か1年に1匹だけを計画的に捕獲しているだけで、オサガメを持続可能な観光資源として盛り上げようという取り組みになりつつあるようです。 

船でオサガメ探し

ボートで水面に浮上して休んでいるオサガメを探します。屋根も無く、何の変化のない大海原を一日中目を凝らしながら探します。さすがに辛く熱中症気味になりました。もし行く人がいれば気を付けてくださいと注意しても、行く人なんていないでしょうね(笑)

長時間炎天下の中探し回り、集中が途切れそうになった時、ふと神経が集中する瞬間

オサガメと一緒に泳げたか結果は動画でご覧ください。

まとめ

オサガメに会いたくて飛行機を4回も乗って、10時間以上掛けて降り立ったマルク州ケイ諸島。

村人は以前のように捕まえず、計画的に年に1匹だけ捕まえると話。たぶんオサガメが世界的に絶滅の恐れがあるから、以前のように捕まえて食べず、持続可能な経済発展としてオサガメを観光資源にしたらと外から専門的な人が提案したのかなぁ。そしてこの数年で僕みたいのが突然訪れはじめ、外から村にお金が落とされる現実にびっくりしてるだろう。でも訪問客は年に数回だけだそうで、未だかれらは葛藤してるのかもしれない。

オサガメが世界的に絶滅の恐れがある動物なのはわかるけど、彼らが乱獲したのが一番の原因で無く、世界各国の海を泳いでる最中、漁網に入ってしまい図体が重たく網を破壊して漁師に迷惑がられ、便利で良かれと石油から作ったプラスチック袋が大量に海に流れんで、クラゲと勘違いして誤飲してしまったり、海岸線の開発で明るくなって、安心して卵を産める砂浜が少なくなってしまったり、オサガメが絶滅の危機に瀕してる原因は様々なのだろうね。
6500万年前、隕石が落下して恐竜が絶滅しても生き永らえたオサガメは、今回彼らにとって窮地に立たされてる瀬戸際か?はたまた「 人間がなんかやってるよ 」と、僕たちを傍観してるのか?

単んにオサガメに会いたいから始まった旅だったけど、色々考えさせられた旅でした。

ネットであらゆる情報が得られますが、答えが出ない問題を肌で感じる事は、なんだかとても大事な気がします。 何を伝えたいのかわかりませんが、旅を通じて人と出会い、自然から気付き学べ考える そんな冒険をこれからも続けていけたらと思います。

是非一緒に旅しましょう

おしまい

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観光客が集わないごく普通で日常な所こそ、その土地本来のカラーが見える気がします。僕らは彼らからしたら外来生物のようなものです。僕らが立ち寄ることで、何かわかりませんが、今まであったその土地にあるバランスを崩してしまいかねません。

そこで守ってもらいたいことが幾つかあります

  1. 絶対にその土地、その人たちに対して、お邪魔します。失礼するという気持ちを持つこと
  2. 何が起こるかわからないからこそ面白い。そんなワクワクした冒険を一緒にしたいものです。どんなことが起こったとしても、ポジティブに考えられる人
  3. 無理をしないけど、挑戦してみることも 人生何事もアクション! 少しだけでもチャレンジ精神がある人 僕も含め身の丈10cmを目指します 
  4. 全ての行動を自分の責任の下で冒険できる人
  5. よって海外旅行傷害保険に加入している人

他にも記述しなければいけない約束事は考えれば山のようにありますが、自分で考え行動しながら、一緒に冒険できる そんな企画を目指したいと思います。

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